この仕事をしていると「小判は見つかりますか？」「お宝は見つかりますか？」とよく聞かれることがあります。

では現代で「一万円が落ちていた」「高額な絵画が落ちていた」場合どうしますか。

警察に届けるのがルールですが、ポケットに入れてしまったり、持ち帰ってしまったりする人もいるかも知れません。

昔の人も同じで、小判を見つけたら懐に入れたり、お宝は家に持ち帰ってしまったりしていたかも知れません。

これが理由なのかは昔の人に聞いてみないと分かりませんが、小判やお宝が見つかることはほとんどありません。

調査中に重要な文化財や遺跡が発見された場合、「この土地はどうなってしまうのか」とご心配される地主様や開発業者様も多いです。

1950年に文化財保護法が制定されてから70年以上が経ち、全国の様々な箇所で調査が行われ、色々な発見がされてきました。
もう新たな発見がないとは言い切れませんが、重要な文化財により「土地が奪われる」「工事計画がとん挫してしまう」という可能性は、限りなく低いことだと思います。